トドはアシカ科の生き物で、アシカ科の中では最大の大きさになります。
見た目は非常にセイウチとよく似ています。
セイウチのほうが一回りほど大きいのですが、単体で見ると大きさの比較なんてできないので、シロウトにはまず見分けがつきません(笑)
アシカ科の仲間ですが、アシカと違って身体は毛がたくさん生えていて、どっしりとした体格のせいか、かなり強そうに感じます。そしてあの鋭いキバが極めつけですね(笑)
今回は、そんなトドの寿命についてのお話です。
トドの寿命は!?
トドの寿命は、オスとメスで少し差があります。
オスの寿命は野生下で約20年、メスは約30年と言われています。
メスのほうがだいぶ長生きですね!
トドのオスとメスの違いは寿命だけでなく、大きさにもかなり差があります。
成長したオスの大きさは、体長33cm、体重最大1000㎏にもなりますが、メスは大きくても体重300㎏ほどです。
メスの体重はオスの3分の1ほどしかありませんが、寿命はメスのほうが長いなんて、不思議ですね。
繁殖時期は、5月~7月で、一夫多妻でハーレムを作って生活します。
1回の出産に1頭の赤ちゃんを出産します。
産まれたばかりの赤ちゃんの大きさは、体長100cm、体重18㎏~22㎏と、産まれたてでもかなりの大きさです。
授乳期間は約1年~2年と長く、オスは生後3年~4年、メスは生後4年~5年で性成熟します。
まとめ
いかがでしたか?
トドは、漁獲した魚を奪ったり、漁業に使用される器具を破壊したりするため、漁業関係者にとってはかなりの厄介者として扱われています。
1992年以降の日本でのトドによる被害総額は十数億とも言われています。
そのため、トドは駆除対象となりましたが、アメリカやロシアなどトドを保護している国を含め、国際的に非難されています。
一時期は、トドの生息数は減少傾向でしたが、2011年の調査では増加しているとの発表もありました。
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