オタリアは、トドよりは小さいですが、大型のアシカの仲間です。
よく見られるカルフォルニアアシカと比べると、オタリアはかなり大きいですが、顔はつぶらな瞳でとっても可愛らしい顔をしています。
カルフォルニアアシカは北半球に生息していますが、オタリアは南半球に生息しているため、ミナミアシカとも呼ばれることがあります。
オタリアのオスは、成長すると鼻が少し上向きになるため、「ブル」と呼ばれたりします。
今回は、そんなオタリアの寿命についてのお話です。
オタリアの寿命は!?
オタリアの寿命は、野生下で約15年~20年、飼育下では約25年~30年と言われています。
オタリアは一夫多妻で、若いオスは10頭~40頭のメスを集めて群れを作り、生活をします。
他のオスの群れとメスをめぐって争うこともしばしばあるようです。
繁殖時期は8月~12月で、妊娠期間は360日にもなります。
約1年です。とっても長いですね!
1回の出産に1頭の赤ちゃんを出産します。
産まれたての赤ちゃんは体長80cm、体重12㎏ほどですが、オタリアの成獣の大きさは体長200cm~280cm、体重150㎏~350㎏です。
大きいオスの個体になると、500㎏を超えるものもいます。
ビックリするくらい成長しますね!
妊娠期間も長いですが、授乳期間も1年ほどと、野生の生き物の授乳期間としてはかなり長いほうです。
授乳期間は長いですが、赤ちゃんは生後1か月~2か月ほどで浅瀬で泳ぐことができるようになります。
これは、アシカ科のなかでもかなり早いほうだと言われています。
オタリアは知能指数も高く、カルフォルニアアシカのように芸を覚えることも可能です。
まとめ
いかがでしたか?
オタリアは、現在のところ絶滅の危機などは心配されていませんが、昔は油や肉、毛皮などの使用のために狩獲の対象となっていました。
今のあなたにおすすめの記事