シロイルカは名前のとおり、白色をしたイルカです。
鳴き声がとっても綺麗なので、「海のカナリア」とも呼ばれています。
その他にも、2014年に人の言葉を真似することができるという研究も報告され、注目を集めました。
今回は、そんなシロイルカの寿命についてのお話です。
シロイルカの寿命は!?
シロイルカの寿命は、約30年~50年と言われています。
シロイルカの妊娠期間は約14か月~14か月半と長く、4月~8月に出産します。
1回の出産で1頭の赤ちゃんを出産します。
授乳期間は2年とこちらも長めですね。
普段は群れで生活しているシロイルカですが、出産するときは群れから離れて入り江などで出産します。
出産後も、すぐには群れに戻らず、しばらくは親子で生活します。
そして、だんだんと子供同士で群れを作っていきます。
産まれたばかりの赤ちゃんの体長は、約120cm~185cm、体重35㎏~85㎏です。
成長したシロイルカは、メスが4m、体重600㎏、オスの最大で5m、体重1300㎏にもなります。
赤ちゃんの頃から大きいのに納得ですね!
産まれたばかりの赤ちゃんの身体の色は、灰黒い色をしていますが、生後4年~6年で灰色→淡い灰色→青白と徐々白色になっていき、生後約7年で大人と同じ白色に変化します。
まとめ
いかがでしたか?
とっても可愛らしい顔をしていますが、川を上ってくるサケをエサにすることもあり、漁業の方たちには嫌がられているようです。
それを防ぐために、シャチの鳴き声を流して、シロイルカを撃退する方法も試されているようです。乱獲してしまうより、断然いいですよね。
現在の生息数は全世界で約10万頭と言われていますが、捕鯨が盛んになる前と比べると大幅に減少しています。
地域別に見ると、ボフォート海には4万頭ほど生息しているのに対し、セントローレンス湾ではわずか数千頭しか生息していません。
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