ハリガネムシは、名前の通り針金のように細長い生き物です。
ミミズをもっと細長くしたような感じでしょうか?
ハリガネムシを知っている方は少ないと思います。
皆さんは、小さい頃にカマキリのお尻から細長いニョロニョロとした何かが出ているのを見たことがありませんか?
そう!それがハリガネムシです!
今回は、ハリガネムシの寿命についてのお話です。
ハリガネムシの寿命は?!
ハリガネムシの寿命は、約1年です。
ハリガネムシは、体長数cmから長いものでは1m、太さは1mm~3mmほどの非常に細長い生き物です。
本来は、水中で生活しています。
水中で産卵された卵は、約1か月~2か月で孵化し、川底で捕食されるのを待ちます。
・・・
・・・??
なんで?
捕食されるのを待つの!?
驚きですね!!
ハリガネムシは、水中に生活する昆虫に捕食され、捕食者の身体の中で成長します!!
捕食者のおなかの中で、自分で殻を作り、休眠状態で成長します。
この殻はとっても頑丈で、なんと-30℃の冷凍状態でも生きることができるそうです!
カゲロウなどの水中昆虫が羽化して陸に出ると、カマキリやカマドウマなどに捕食され、それと一緒にハリガネムシも寄生先を移します。
寄生された昆虫は、生殖機能を失ってしまいます。
そして、2か月~3か月ほど、寄生した昆虫の身体の中で成長します。
まとめ
いかがでしたか?
ハリガネムシは、寄生した昆虫の中で成虫になります。
成虫になると、繁殖のため昆虫の身体から脱出しないといけません。
ですが、本来水中生物であるハリガネムシは、水中で繁殖します。
そのため、寄生した昆虫の脳にタンパク質を注入し、その虫を自ら水中に飛び込ませ、お尻から脱出します。
水中に飛び込んでしまった昆虫は、命を落としてしまうことが多いようです。
ハリガネムシって、とっても不思議な生き物ですね!
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