ライオンはネコ科には珍しく群を作って暮らす動物ですが、その暮らしぶりにも独特なものがありますので、ここに紹介しましょう。群は、10頭あまりの血縁関係のあるメスライオンと子ライオン、そして1~2頭の兄弟のオスライオンで形成されています。

狩は集団で連携と取りながらやるのが特徴です。といっても、やるのはメスライオンばかりで、オスライオンは背後に控えているのみです。だから狩の成功率はせいぜい30%というサバンナの王者らしからぬ低い成功率です。

獲物を獲得したなら、真っ先にいただくのはオスライオンです。お父さんは群を守ってくださるからいいのよ!ということでしょうか。実際、オスライオンは何かおきたら体をはって群を守りますが。

生態系の頂点にたつライオンとはいっても、安穏と日々を過ごしているわけではありません。そこには厳しい現実があります。そこで、改めてライオンの生態をたどってみましょう。

ライオン 寿命

ライオンの生態

ライオンの子は、生後1週間から10日程で目が開き、2週間ほどで歩くようになります。離乳期間は7~10ヵ月程。メスでは4年、オスでは5年程で性成熟します。

オスのライオンは、3才~4才位になると群を追い出されます。一つの群によけいなオスは要らないわけですね。追い出されたライオンの兄弟たちはあちこちさまよいながら、他の群のオスライオンを追放するための力をつけます。

やがて、群のリーダーと戦い、その群を乗っ取ります。その時は激しいバトルが展開されるのは当然のこと。その群を乗っ取ったオスは、自分の子孫を残すため、まずその群れの子供をすべて殺します。これは「ライオンの子殺し」と言われ有名です。オスは交尾に入り、3か月後には新しいリーダーの子供が生まれます。

このようにして血縁関係の強い群を形成していくのです。ライオン社会の残酷な掟ですね。そんなオスライオンにとっても最盛期は3~4年しかありません。3~4年を過ぎれば、群れの外からやってくる新たな若いオスライオンにその存在を脅かされるようになります。

若いオスライオンにその座を取って変わられたライオンは、群を去って放浪の旅に出ることになります。老ライオンに昔日の面影はなく、ハイエナかリカオンに散々つけ狙われた揚句、餌食となって生を閉じます。

ライオンの壮絶な一生でしたが、ライオンの寿命はどのくらいでしょうか。

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ライオンの寿命

野生のライオンの寿命はオス10年、メス15年といったところです。オスライオンの場合はこれまで述べたことでもわかるように、オス同士の闘争の傷跡の悪化が命を縮める要因ともなっているようです。

なお、飼育下でのライオンの寿命はおよそ20年程度ですが、中には25年を超えるものも報告されています。

まとめ

生態系の頂点にたっているライオンですが、実に厳しい生涯を強いられています。あのライオンの荘厳な風姿はこの厳しい生涯が裏打ちされたものなのですね。

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