コアラは、オーストラリア原産の有袋目 – コアラ科の動物です。
そのしぐさや姿が愛らしいので、動物園でも人気の的です。主食はユーカリで、ユーカリの中でも限られた種類の木の葉しか食べません。ユーカリは栄養価が低いために、腹いっぱい食べてもエネルギーの発散を防がなければなりません。そのためにコアラは一日のうちの20時間近くを樹上で居眠りして過ごします。

コアラ 寿命

自然界のコアラはどんな一生を送るのでしょうか?

コアラは一年に一度出産します。生まれてくる子の体重は約0.5g、体長2cmです。それにしても小さい。その小さい体で触感と嗅覚を頼りに、母コアラの助けも借りずに“独力”で母コアラのお腹の袋にたどり着きます。

母親のお腹の育児嚢で約6-7ヶ月間育てられます。約22週で目が開き、約24週で歯が生え始めます。生後約22週を過ぎたあたりから、子供は育児嚢から顔を出し始めて、母親が与える離乳食を食べ始めます。

この離乳食というのは、母親が自己の体内で作ってくれたもので、ユーカリの葉を消化するための微生物をたっぷりと含んだものです。母親が肛門より出し与えてくれるその離乳食を、数週間食べて過ごします。

12ヶ月立つと袋から出て過ごし、親離れしたオスは約18ヶ月までに新しい生息地へと分散していきます。メスの方はふつう母親の生息域にとどまります。

オスコアラは、それから5年くらいたつと自分のなわばりをもって活動をはじめます。言ってしまえば簡単なようですが、なわばりを持って自立するまでには幾多の困難が付きまといます。環境破壊や伐採が進むなかで、ライバルとの対決を乗り越えて、自分好みのコアラの樹を得るのは並大抵のこどではなかったでしょう。

温和な風貌のコアラにも、他の動物同様にオスとしての宿命が課せられているものですね。そんなコアラですが、寿命はどのくらいでしょうか。

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コアラの寿命は?

コアラの寿命は、野生下でメスが12年で、オスが10年くらいだといわれています。ただし、実際には高速道路や住宅地の近くに住む親離れした若いオスの平均寿命は約2~3年ともいわれています。これらを含めると寿命はもっと低くなるでしょう。

まとめ

なごやかな表情と緩やかな立ち居振る舞いで好感をもたれるコアラですが、森林伐採や土地開発という目まぐるしく移り変わる世の中を生き抜いていくのはなかなか困難です。コアラの数は年々減っていって、それが大きな社会問題となっています。

こういった動物との共生こそ、心豊かな社会を築くことになるのですが、残念でなりません。

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