牛の寿命、考えたことありますか?私たちの周りには乳製品が満ち溢れていますが、その提供元ともいえる牛について、少し考えてみましょう。

それぞれの生き物にそれぞれの寿命があるように、牛にも牛の寿命があるわけですが、それについて考えたことがありますか?

牛 寿命

牛の寿命は?

本来、牛の寿命は20年くらいだといわれていますが、ほんとうのところはわかりません。

なぜ、牛本来の寿命がわからないかというと、牛は天寿を全うすることがほとんどないからです。命尽きて自然死するのであれば、寿命は明白ですが、そういうことは今の世の牛にはあり得ないことです。

ほとんどの牛が人間の都合によって命を絶たれます。それも健康体のうちにです。社会の求めに応じて新鮮な肉を提供するために、屠殺されるのです。その時点で生涯を終えるわけですから、牛本来の寿命ではありません。が、それが牛の寿命ということになるでしょう。

スポンサードリンク

では、その寿命は何年でしょうか?

その前に、牛は二種類に分かれます。乳牛肉用牛です。まずは乳牛の一生について述べてみましよう。

乳牛というのは牛乳を取るための牛です。牛は生後18カ月くらいで最初の妊娠をしますが、その時初めて牛乳を出してくれます。といってもそれは、生まれたきた子牛のために出す乳です。子牛の免疫力を高めるために乳の最初の部分(初乳)を10日ばかり与えますが、そのあとの乳は私たち人間がいただくわけです。出産してから300日くらいの間人間のために乳を出し続けます。

そのあとの2カ月は乳搾りを休みます。次の出産に備えて栄養を蓄えておくためです。乳搾りを休むことを乾乳と言います。出産、搾乳、乾乳を繰り返しながらおよそ6年の間、牛は牧場で働きます。6年もたつと乳の出が悪くなって、採算が取れなくなってきます。
そうなるとお役目を終えたとして、牛は処分場へと送られていきます。

乳牛の寿命は、およそ7年半ということになります。

同じ乳牛でも、オスの場合や、妊娠しないメス牛の場合はどうでしょう。搾乳がない分、早々と肥育農家に売られて、肉をつけて、それから処分場へと送られていきます。寿命はおよそ2歳半です。

次は肉用牛です。肉用牛は生後6カ月くらいで離乳し、その後母親から離されて飼育されて、9か月くらいでセリにかけて肥育農家に売られていきます。そこで肉をつけて、生後およそ2年半で食肉処理工場へ出荷されます。そこで屠殺。寿命はおよそ2年半です。

まとめ

つい長々と書いてしまいました。ウシさんに感情移入してしまったからかもしれません。
ふだん関心をもったことなどない牛だと思いますが、寿命について調べてみますと、考えさせられますねェ。命あるものに対する人間のむごい扱い!牛丼も焼き肉も明日からもう食べたくなくなるかもしれませんね。

しかし、よく考えてみると生き物はすべて、命を食べて生きているのです。人間が牛を食べるのも例外ではありません。要は感謝して謙虚な気持ちで食べることだと思います。

スポンサードリンク

今のあなたにおすすめの記事