アマガエルといえば、その愛らしい姿によって、だれもが好感をもって接してきた生き物の一つです。

庭の柿の木の枝の先の葉っぱの上にちょこんと乗っかっている姿を見ると、よくもここまで登って来たものと、健気に思えていとおしくなります。この近くに沼地や湿地は見当たらないので、一体どこで生まれたのか、それから何日かけて、よちよちとここまでやって来たのか。そんな思いにふけるとちょっぴり感動的にさえなります。

庭に置きっぱなしの水の溜まった容器の中で溺死?しているアマガエルをたまに見かけます。あれれ、カエルのくせに!と不思議でしたが、調べてみるとアマガエルはむしろ樹上生活を好み、直接水に触れるのは苦手のようで、それはちょっと意外でした。

アマガエル 寿命

アマガエルの寿命は??

そんなアマガエルの寿命は、いったいどのくらいでしょう。そのことを知る手だてとして、まずアマガエルの一生を調べてみました。彼らはどんな一生を送るのでしょうか。

アマガエルの誕生は、水面に放たれた受精卵から孵化してオタマジャクシとなることです。それから一ヶ月かけてゆっくりカエルへと変態します。

つまり、オタマジャクシの尾の付け根に、まず後ろ足ができて、そのあとえら穴から前足が出て、それから尾が消えてカエルの形をなします。アマガエルの色になって、変態し終ったところで水から出ていって、それぞれ思い思いの方角へ散っていきます。

お気に入りの場所を見つけると、そこらあたりで春から秋まで活動します。食べ物は肉食で、小さな昆虫類、クモ類です。窓明かりの近くにやって来ているのは灯に来る虫を待ち構えて捕えるためです。アマガエルは指先に吸盤をもっているので、こんな時にとても便利です。

やがて冬がやってくると、春まで地中で冬眠します。

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春の到来。うららかな日差しの中で、また活動を開始します。早いものはここから繁殖に参加するそうですが、ふつうはその翌年、生後2年たってから繁殖に参加するようです。

それを何年か繰り返して生を終えるのが、アマガエルの一生です。では、寿命はというと、それははっきりしません。およそ5年くらいでは、という推測です。野生のカエルの寿命を調べる追跡調査というのは、とても困難だからです。

飼育されているアマガエルの場合ですが、こちらの方は寿命がはっきりしますので、いくつか報告があります。だいたい8年~10年です。

厳しい自然にさらされることなく、外敵に襲われる心配もなく、飼育環境がととのったところでは、こんなに寿命が伸びるのですね。

外敵のことが出たのでついでにいいますと、アマガエルの外敵は、サギ、アカショウビンなどの鳥類、ヤマカガシやヒバカリ等のヘビ、イタチやタヌキなどの哺乳類、さらにトノサマガエルなどの大型のカエル、タガメやタイコウチ、ゲンゴロウなどの肉食水生昆虫などと、実に盛り沢山です。

まとめ

アマガエルはたくさんの生き物たちのエサになるために生まれてきたのではないかと、一瞬思ってしまいます。みんな食われてしまっていなくなるんじゃないか。そんなことを考えるかもしれませんが、しかし心配は無用です。

雌カエルは一度に1000個近く卵を産みますから、さしたる影響はありません。絶滅危惧種におちいることもなく、夜が来ると賑やかな合唱を私たちに聞かせてくれています。

短い寿命のもと、愛らしく、精いっぱい元気に生きているアマガエルにエールを!

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